※あえて強い言葉で書きます。怒りや愚痴ではなく、智慧として伝えたいからです。回り道せず、直接、言葉で伝えます。気づかない人が多すぎるので。
字のうまさではなく、「これから何ができるか」で人を見てほしい。履歴書信仰は、もう見直すべきです。
手書き履歴書はもう時代遅れ
今も手書きの履歴書を求める企業があります。昔からの慣習で、「誠意や努力を示す」とされてきました。しかし、今の仕事の多くはパソコンやスマホで行われます。手書きで「誠意」を測ることに、どれほど意味があるでしょうか。多くの場合、それは採用担当者の自己満足です。
タイピングされた履歴書は読みやすく、誤字も少なく、応募者の負担も減ります。社会全体の効率も上がります。
字のきれいさだけで人を判断できるか
字のうまさだけで人柄を測ることはできません。医者の字は汚いことで有名ですが、それで腕が落ちるわけではありません。字で人を判断するのは偏った見方です。
空白期間を過小評価してはいけない
働いていない期間があると、「問題がある」と考える企業もあります。しかし人には、病気や介護、学びの時間などさまざまな事情があります。空白は欠点ではありません。その後に再び働こうとする努力こそ、本当の価値です。
採用担当者の事情と手書きの無意味さ
時間も人手も予算も限られた中で、採用担当者は履歴書で候補者をふるいにかけたくなるでしょう。その気持ちは理解できます。
でも、だからといって手書きにこだわる意味はありません。タイピングされた履歴書の方が読みやすく、ミスも少なく、応募者の負担も減らせます。字は本質的な評価材料ではないのです。
※日本の採用慣行では、手書き履歴書や空白のない経歴は、応募者を素早くふるいにかける文化・組織の背景を反映しています。必ずしも技能評価とは直結しません。
仏教的な視点から
本願寺派の報恩講における、岡本先生の法話を思い出します。
「あなたの存在はかけがえがなく、周囲の支えになります。どうか長生きしてください。」
こう言われれば、もう少し頑張ろうと思えます。でももし「代わりはいくらでもいる」と言われれば、心は冷たくなってしまいます。
履歴書制度も同じです。「私たちは選ぶ側。代わりはいくらでもいる」と伝わることがあります。面接で話す以前に、心を評価されているのです。
企業が本当に欲しいもの
企業が求めているのは、従順な奴隷ではなく戦力のはずです。応募者を仲間候補として見ることはないのでしょうか。
履歴書を提出する人の中には、将来の部下や上司になるかもしれません。字や空白だけで判断するのは、短期的には安全策に見えても、長期的には組織の成長を損ねます。
履歴書崇拝からの解放
履歴書への執着は、採用担当者が手間を省きたいから続いているだけです。字や空白を見てふるいにかければ、評価した気になれる。
しかしそのせいで、真に優秀な人材を逃しています。本当に大事なのは、「これから何ができるか」です。
タイピング履歴書のメリット
タイピングされた履歴書の利点は明確です。企業にとっても読みやすく評価しやすく、応募者は手書きで消耗せず、社会全体でも無駄な時間が減ります。
「手書きの方が心がこもる」?それで採用を決めるのは、賢明な態度とは言い難いです。
結論
手書き履歴書をありがたがる時代は、もう終わっています。その執着は、採用側の怠惰の表れとさえ言えます。そこに時間を掛けるなら、別のことに注力した方が建設的です。
本当に優秀な人材を求めるなら、字ではなく中身を見てください。履歴書にこだわって人材を逃す企業の方が、よほど時代遅れです。
There is no need to handwrite resumes. The era has changed.
*I write strongly on purpose. Not out of anger, but to convey wisdom directly, because many people fail to notice otherwise.*
Look at what a person can do, not how neat their handwriting is. The obsession with handwritten resumes should be reconsidered.
Handwriting alone cannot measure a person's abilities. Gaps in employment are not necessarily flaws. Japanese hiring culture has long valued handwritten resumes and uninterrupted work histories as a quick filter, but this does not always reflect real skills.
Employers are looking for capable team members, not obedient workers. A typed resume is easier to read, less error-prone, and reduces the burden on applicants. It benefits society as a whole. Evaluating candidates solely on handwriting or gaps misses true potential.
Just as a kind word can encourage a person to keep going, treating applicants as replaceable undermines their motivation. A resume should show ability and future contribution, not serve as a tool to exert control.
Ultimately, valuing handwriting over substance is outdated. Focus on what someone can achieve, not on trivial formalities.
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